堅苦しい話しやアドバイスばかりて、吉岡は何者とおもっている後輩も多いでしょう。
私は現役時代は稽古はサボらなかったが、剣道熱心ではありませんでした。
四年間、選手の応援をしていました。
私の大学一年の七大学戦は今年と同じ東大でした。当時の九大は異常な程強く、優勝候補でした。
しかし、試合が始まると明らかな地元贔屓の審判により大苦戦しました。
伝説の主将、N島先輩は圧倒的な強さで相手に有効打突を何本も決めましたが審判の旗はピクリとも動きませんでした。
怒り狂った先輩は相手の打突部位をボコボコに打ちのめし、相手は戦気喪失、フラフラになりました。フラフラになった相手を主審の前に誘導しそこで、思い切り振りかぶって小手を撃ち、残心をとり「小手はー」と言い主審をニラミ付けると、主審は渋々に旗を上げました。七大戦の試合中に行われた公開処刑のような試合でした。試合は勿論負けましたが先輩が仇を打ってくれたようでスッとした気持ちになりました。
勿論先輩は他の年配OBからあれはやりすぎと怒られたようです。
私たちの時の九大は常にマークされ他の大学では九大剣道における傾向と対策がしきりに実施されていたようです。
いろんな伝説がありますがそれは次回に!